風力発電事業の計画がある西予市、宇和島市、愛南町の3市民団体は26日、愛媛県庁で、低周波音による健康被害などを情報共有するネットワーク「えひめ風車NET」の発足を発表した。県民への情報発信や県への提言を行うという。
発起人代表の黒田太士さん(34)は伊方町の低周波音問題は解決していないとし「3市で100基以上の建設計画があり、新たな公害問題になる恐れがある」と強調。健康被害、自然破壊により過疎化の加速も懸念されるとしている。
3団体は個別に勉強会や署名運動に取り組んできたが、今後はネットワークとして風力発電事業の問題点をまとめ提言していく。新たな計画がある地域とも連携していく方針だ。